【飽き性の治し方】天才画家に学ぶ、短所を長所に換える生き方【仕事が続かない方必見】
自分は飽き性だから何も続かない。。あれもこれも飽きてしまった。。
そんな風に自分が嫌になることってありませんか?
色んなことの美味しいとこどりって、楽しいですよね。
いざハマると何時間でものめり込んでしまいますが、飽きたら最後、急に何の興味も湧かなくなってしまう。
そんな自分を変えたい!と思っている方必見の内容なので、是非最後までご覧ください。
葛飾北斎という天才画家
ある時、葛飾北斎についてどうしても気になることがあって、調べてみたことがあるんです。
それは、葛飾北斎が最後に名乗っていた名前が「画狂老人卍」だということを知った時でした。
すごい名前ですよね。笑
絶対ウソだ!!と思って調べてみると、面白いことがわかったんです。
まず彼は極度の飽き性らしく、なんと生涯に30回も名前を変えていたんです!
「勝川春朗」「群馬亭」「俵屋宗理」「可侯」「百琳」「雷斗」「不染居」「錦袋舎」「為一」「画狂人」「九々蜃」「雷辰」「天狗堂熱鉄」「鏡裏庵梅年」「月痴老人」「卍」などなど。
すごいラインナップですよね。笑
それだけではありません。
彼はなんと、生涯に93回も引越しをしたそうです!
ほとんどジプシーです。。
1日に3回引越したという逸話もあるんだとか、、
迷惑ですね!笑
そんな葛飾北斎の生き様を知って、ふと思ったんです。
「飽き性=悪いこと」とは限らないのではないか?と。
飽き性のデメリット
まずは飽き性という特徴のデメリットから考えてみましょう。
世間的に言われることが多いのはやはりこちらのデメリットの方ですよね。
1.継続できない
これが飽き性の1番の悩みではないでしょうか。
成功している人って、コツコツと努力を積み重ねて来た人が多いですよね。
イチローも当たり前に毎日素振りをしていました。
同じカレーを毎日絶対に食べるという徹底ぶり。
それって、飽き性な人には難しいことですよね。
1つのことを集中してやり続けるという事が、圧倒的に苦手だ、というのが飽き性ですね。
2.興味が目移りする
飽き性の人はよく「熱しやすく冷めやすい」と形容されますよね。
この前までテニスにハマっていたのに、今は絵を描いてみていたり。
かと思えば英会話を始めたり。
興味の対象がコロコロと変わってしまうので、なかなか1つのことが上達しません。
3.自分の中でゴールを決めてしまう
これ、飽き性の人にはありがちですよね。
ゲームなんかでもそうです。人の用意したゴールまで進めずに、自分の中で決着がつくと止めてしまう。
「まあ、大体こんなもんだろう」と。
趣味ならそれでいいのですが、それが仕事や学校になると問題です。
社会は、分かりやすいゴールを求めていますからね。
途中経過や秘めたる才能を評価してはくれないのです。
4.自分の興味でしか行動できない
自分が興味のあることならとことんやるのですが、人に強制されたことはなかなか進まない。
誰しもがそうだと思いますが、飽き性だと周りから言われる人は特にこの傾向が顕著です。
みんなが渋々やっていることが、どうしても理解できずに放棄してしまう。
それを「生きづらさ」と感じること、ありますよね。
飽き性のメリット
散々デメリットを並べられて、なんだか嫌気がさして来ましたね!笑
でも大丈夫です、ここからがメリットです!
1.ある程度を習得するのが早い
飽き性な人には要領のいい人が多いようです。
ある程度形にする、といった作業はとても性格に合っているんですね。
コツを掴むのが早く、行動をルーティン化させるのが得意なんです。
だから、楽しかったことが作業になってしまい、つまらないと感じてまた他の新しいことを始めたくなるんですね。
そして、習得が早い分、達成感が人より少なくなってしまい、こんなもんかと飽きてしまう。
飽き性な人には他の人にないスキルがあるはずなんですね。
2.知識やスキルに幅がある
色んなことに挑戦しているので、経験に幅があります。
そんなこともやったことあるの?!ということまで経験していたり。
それってかなり頼れる武器ですよね!
色々なことを知っているからこそ、見えてくるものがあります。
また、色々なことを経験していると、偏見が少なくなります。
やったことのないことって、先入観でしか考えられませんからね。
話にも幅がありますから、どんな人とも仲良くなれる素質を持っているかもしれません。
3.ハマっている間はとことんやる
飽き性といえども、ハマっている時間はあります。
その間、ものすごくのめり込んでそのことに集中していませんか?
寝る間を惜しんで、ずっとそのことに打ち込んでみたり。
寝ても醒めても頭の中にはそのことがばかり浮かんできたり。
ゆっくりと熱してゆっくりと冷めていく人と比べて、熱中度が高いんですね。
新しいゲームが出るとすぐにクリアしてもう飽きている人って、いますよね。
飽き性な人は本当はかなりの集中力の持ち主なんです。
その方向が定まらない、というだけで。
4.新しいことにすぐ順応できる
新しいもの好きな人も多いのではないでしょうか。
新作が出るとついついハマってしまい、今までハマっていたものには冷めている。
それって実は立派な武器なんですね。
新しいものが苦手な人って、結構多いんです。
スマホの機種が古いままの人、周りにいませんか?
慣れている方がいいから、と考える人はかなりいます。
飽き性な人は、新しいものにすぐ飛びつける才能を持っているんです。
それは掛け替えのない才能なんですよ。
さて、メリットとデメリットを挙げた上で、どうすれば飽き性と上手く付き合っていけるのか、考えてみましょう!
ポジティブに言い換える
まず、メリットとデメリットがちゃんとある、ということに注目してください。
それって、どんな性格にも当てはまりませんか?
例えば「真面目な性格」って、良い意味でも使われますが、悪く言えば「お堅い」イメージですよね。
「コツコツできる人」は、逆に「一日で何かを成し遂げるのが苦手」、ということです。
「何もかも完璧」な人って、絶対にいないんです。
そんな人がいたら神と崇められているはずです。
欠点があるからこそ人間なんですね。
そこでまず、「飽き性」というネガティブな言葉を、ポジティブな言葉に置き換えてみましょう!
多趣味、多感、好奇心旺盛、チャレンジ精神、新しいもの好き、ハイテク好き、柔軟、切り替えが早い、サバサバ、偏見がない…etc
就活の時にこういう自己分析ってやりましたよね。
小さなことですが、「飽き性」に対してまずはポジティブなイメージを持つことが大切です。
飽き性を最強の個性にする方法
ここからが本番です。
「飽き性」を最強の個性にするとっておきの方法をお伝えします。
その秘訣は、「興味の組み合わせ」なんです。
「〇〇一筋の職人」ではなく、「見識の広い芸術家」になればいいわけです。
本当に芸術家を目指せ、と言っているのではありません。
どんな仕事にも、趣味にも、職人気質ではなく芸術家気質で取り組んでみるというわけです。ただの自分の中のスタンスの問題ですね。
飽き性の人は興味と興味を組み合わせることで、今まで培ってきた経験や今熱中しているものを、かけ算して創造することができるんです。
オリジナリティというのは大体が掛け算
葛飾北斎の絵が唯一無二なのは、彼にたくさんの引き出しがあったからではないでしょうか。
それを絵へと集結させたんですね。
彼の作品を色々と見てみると、現代でも刺激的だし、新しいものに思えるんです。
去年流行ったYOASOBIさんの『夜に駆ける』という曲はご存知でしょうか?
紅白出場も果たし話題になりましたね。
あの曲、実は「音楽×読書」のかけ算なんです!
YOASOBIというユニットは、サイトに投稿された小説を音楽にするプロジェクトから誕生したユニットなんですね。
同時期に流行った瑛人さんの『香水』は「音楽×ファッション」でしょうか。
「ドルチェ&ガッバーナ」という歌詞が印象的ですよね。
最近では「ファッション×漫画」なんかも注目されていますね。
このように、異ジャンルの「かけ算」って、すごく面白いんです。
「飽き性」で色々なジャンルに手を出してしまうということは、実はすごく創造性に溢れた性格とも言えるんですね。
特にオリジナリティが求められる世の中
今、AIやテクノロジーの急速な発達によって、社会は大きく変わろうとしていますよね。
コンピュータに仕事を奪われる職種も多々あります。
同じことを続けるのは、コンピュータの得意分野なんですね。
だからこそ、「芸術家気質に創造をする」ということを強みにしていけるのではないでしょうか。
大事なのは軸を持つということ
重要なのは、「軸を持つ」ということです。
あれもやってこれもやって、でも良いのですが、それだと色々な経験が帰着する場所がありません。
北斎だったら絵、ミュージシャンだったら音楽、といった自分のステージですね。
自分が飽き性で嫌になるな、と思っている人には、これがないんです。
そこが成功している飽き性との差です。
自分の中に、軸を探してみてください。
色々やってみたけど、やっぱり一番好きなのは「コレ」だな。
そういうものがきっとあるはずです。
目移りしていく興味を全部、そこへ帰着させることができれば、飽き性は最強の個性になるんです。
軸が分からない時は、全部を活かせそうなものを選んでみましょう。
例えば、今までハマったものが「スポーツ、カメラ、読書」だったとしたら、「試合観戦の写真を載せたブログ」を書いてみるんです。
「ゲーム、麻雀、絵」だったとしたら、「麻雀ゲームの動画に挿絵を入れてYoutubeにアップ」してみるとか。
軸というのは人それぞれです。
一番関心があることが主軸になるのが理想です。
自分の熱中したものを振り返って、軸探しをしてみてください。
軸が持てないから飽き性なんじゃないか?
軸は、「これだけは絶対に続けるぞ!」ということではないんです。
もちろん、続けられるものができればそれが理想ですが、軸に集中しなくてもいいんです。
軸に、片足を置いておくだけ。
色々やるけど、軸はここにあるんだ!と考えるだけで、世界の見え方は変わってきます。
それならできそうな気がしませんか?
「軸=アクシス」を持つということ
私はこの軸のことを「アクシス(axis)」と呼んでいます。
英語でそのまま軸の意味ですね。
それは家みたいなものです。どこかへ出かけても帰ってくる場所。
好きなところに、好きなだけ旅行したって、頭の片隅には常に帰れる家があるはずです。
帰れる時はなるべく帰ってあげてください。
自分のアクシスが何なのか、常に考えておくことが大事です。
仕事において
好きでもない仕事が人生の軸になっている場合、それに趣味をかけ算してみましょう。
「0」でなければ、何にだってかけ算はできるんです。
例えば接客業だとしたら、
「スポーツ×接客」
筋肉を意識しながら作業してみたり、美しい姿勢を習得してみたり。
「音楽×接客」
発声法を学んでそれを接客で実践してみたり、有線で流れる曲を分析してみたり。
「読書×接客」
小説の主人公になったつもりで接客してみたり、1日の接客をノートにまとめてみたり。
そう、ゲーム感覚なんです。
かけ算をして、色んなゲームを遊んでみればいいんです。
「声が素敵ですね」なんて褒められでもしたら、仕事にやりがいが生まれてきますよね。
思い切って転職や副業もあり
転職や副業を考えている場合は、自分のアクシスが活かせるようなものを選びましょう。
新しい仕事にもすぐ飽きてしまうかもしれませんが、それは立派なあなたの財産になります。
引き出しが増えたと考えて、かけ算のバリエーションを増やしてみてください。
きっと北斎のように、あなたにも自分の興味が化学反応を起こす時が来るはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ここまで全文読み終えたあなたなら、「飽き性」に対して無限の可能性を感じられているのではないでしょうか。
昨日より少しでも、飽き性な自分を愛することができていたのならば幸いです。
自分に嫌気がさすような時はいつでも、この記事に戻ってきてみてくださいね♪
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